工場選びのポイントは？｜レディースパンツができるまで

公開日： 2018/01/17 : 最終更新日：2018/01/23

こんにちは、海内です。
1月に入り寒い日が続きますが、気持ちは熱く頑張っていきたいと思います。
頑張るといえば、良いパンツを作るために協力工場さんが日々頑張って下さっています。
当社で生産しているパンツは色々な工場さんとの取り組みによってつくられています。
日本国内、中国、ベトナム、カンボジア、台湾、韓国と生産国も様々です。
今回は工場さんとお取り組みを行う為に大切にしているポイントについて書いてみます。

経営者の姿勢（考え方）
工場の環境・体制
生産・品質管理
企画設計技術
まとめ

経営者の姿勢（考え方）

まず大切なのは当社の考え方、方向性と工場さんが同じ方向を向いて進めるか？という事です。
海外の工場さんは国民性や文化なども違うので、同じ考え方で取り組みが出来るようになるまでに時間がかかる場合もありますが、良い商品を作るために積極的に取り組んで頂けるか？モノづくりに対して真面目に向き合っておられるか？という事がとても重要です。
また新しい素材の開発や技術の研究・試験を積極的にして頂けるか?という事も大切な要素です。

工場の環境・体制

工場に入って最初に見ることはきれいに整理整頓ができているか？定期的に掃除がされていてゴミやほこりは落ちていないか？という事です。
縫製や品質の知識が無くても工場の中をよく見れば整理整頓ができているかは判断できます。
５Ｓは基本ですが、徹底して行っている工場さんはやはり品質面や管理面もしっかりされています。
また勤務年数が長い工員さんが多い工場さんはそれだけ働きやすい環境で、ベテランさんが多く品質も安定している事が多いと思います。
ミシンなど新しい設備を導入しているかどうか？という事も見ていきます。

生産・品質管理

生産をしていると問題はどうしても起きてしまいます。（例えば、生地不良、縫製が難しい、納期に間に合わないなど。）
その問題を出来るだけ早く、出来るだけ小さなうちに見つけて改善していく事が重要です。
その為に生産ラインに入る前に何度もサンプリングを行い、お互いに問題点を話し合って改善します。
ここで工場さんとの良い関係性が出来ていなければ、生産前に問題を見つけることが出来にくくなります。
こちらからの要望と工場さんからの要望を意見交換しながら進めて行ける良い関係づくりが重要です。
もちろん生産前の準備、検査体制、管理状態や、生産ラインで問題が起きないように管理されているか、そして不良発見時のフィードバックと改善方法の態勢なども大切なことです。
また備品や針の管理状態、虫などが工場内に入らないように窓や網戸などの設備が整っているかといったことも確認します。

企画設計技術

良い商品を作るためには、お互いが話し合って仕様や方法を改善することが大切です。
その為に工場さんは安定した技術の指導や新しい技術の研究をしてくださっています。
こちらからお渡しした仕様書に対して、「こうすればもっときれいになる！」といったアイデアを出して下さいます。
研究熱心な経営者、指導者がいらっしゃるという事、技術向上の姿勢にいつも助けられています。