洗濯ネームにはいろいろ詰まっている!
アパレルアイの福永浩士です。
皆さんは普段↓これ↓を気にされていますか?
呼び方はいろいろあります。「洗濯表示」「品質表示」「ケアラベル」…
弊社ではこれを「洗濯ネーム」と呼んでいます。今回はその「洗濯ネーム」についてご紹介いたします。
目次
- 法律で決まっている!
- 洗濯ネームの材質は?
- 洗濯ネームのトリビア3つ
- まとめ
法律で決まっている!
「家庭用品品質表示法」及び「不当景品類及び不当表示防止法」で、繊維製品に表示しなければならないことが決まっています。消費者が見やすく、縫い目などに隠れず、製品にしっかりついていることが求められます。
意外なことにその製品の使用期間において取れなければ、商品に直接印刷しても構わないのです。
表示する項目としては
①繊維の組成 (「綿○%、ポリエステル○%」のようなもの)
②取り扱い絵表示 (洗濯表示/洗濯マーク)
③付記用語 (「無蛍光洗剤をご使用ください。」のような注意書き)
④表示者名(住所・電話番号)
の4点です。
お手元の衣類で確認してみてください。
サイズや原産国は任意です。
洗濯ネームの材質は?
繊維製品の使用期間中、表示が取れないことが求められているので、洗濯にも耐えうる素材、印字が求められます。一番多いのはポリエステルサテンでしょうか。その他にもナイロンタフタ、コットンタフタなどがあります。確かに何回洗濯しても洗濯ネームはヨレヨレにならず、しっかりついています。印字はインクリボン式熱転写印字機で行うのが多いようです。
洗濯ネームのトリビア3つ
①ハンカチや靴下に洗濯ネームが無いのは、「布及び小物類は下げ札による表示でも構わない」と定められているから。
②洗濯ネームでチクチクするのが嫌な時は、角を丸く切ったらチクチクが軽減されます。
③一部の子供服を除き、洗濯ネームは大体左側についてます。前後が分かりにくい衣類は洗濯ネームを左にもってきてください。
まとめ
洗濯ネームという小さな布。法律でも義務付けられ、表記方法にも基準があって、たくさん情報が詰まっていて、洗濯に耐えられる素材で、洗濯ネーム製造専門の企業もあって・・・というスペシャルな布です。表記の責任はメーカーにあるので、表示が正しいかどうか、誤字脱字が無いかどうかなど確認して製造にあたってます。いろんなものが洗濯ネームには詰まっています。毎日の洗濯や着脱の際には少し気に留めてみてくださいね。
福永 浩士
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