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急成長する国ベトナムの繊維について

日本の繊維製品の輸入相手国は中国が圧倒的に多いですが、近年ASEAN特にベトナムからの輸入が増えてきています。その理由として、中国では人件費上昇や人手不足、環境問題による工場閉鎖が進む中、ベトナムは若い労働力、中国と比べ安い人件費、急速なインフラ整備によることで増えています。そして最近では生地、副資材原料(ボタンやファスナー)等、殆どの物が揃います。そんなベトナムの繊維について私のわかる範囲で少しだけご説明させていただきます。

目次

  • 生地について
  • 縫製について
  • 副資材について
  • 検品について
  • まとめ

 

生地について

少し前までは、ベトナム=委託加工(縫製のみ)と言うイメージが強かったと思いますが、ここ数年で生地も生産できるようになっています。現地の生地屋もあれば、日系、中国系、韓国系、台湾系の生地屋もあり、どんどん進出してます。織物、ニット、デニムと様々な生地が出来、クオリティーも非常に高いと言う印象です。当社も付き合いのある韓国系の生地屋では、糸種、風合い、ストレッチ性、品質とかなり良いものを開発されています。この生地屋と取り組みを行い、2017秋冬に展開した商品は多くの得意先様に好評価いただきました。2018年春夏向けにも3種類のテンセル混紡ストレッチ生地を生産しており、展示会での得意先様評価も上々です。

縫製について

縫製工場は大小様々あり、100枚前後から万単位以下は受けないと言う工場があります。その点については中国とあまり変わらないような気がしました。大きく違いを感じたのはコストも当然ですが、まじめで器用と言う事です。ある工場で見たのですが、刺繍を手作業で行っており(ハンドメイド刺繍です)1枚を作り上げるのに1週間以上かかるものもあると聞きました。まじめで器用でないとこのような事は出来ませんよね。デメリットを上げるとしたら少しおっとりしている人が多いかなと言う印象です?!ガツガツした人が少ないと言うか、俺が俺が私が私がと言う人が少ないと言うか??(あくまで私の印象です)ですので、生産性が上がらなかったり、納期が遅れたりすることがたまにあるようです。ベトナム人の良いところでもありますけど(^_^.)

副資材について

日系の会社がどんどん進出しており、殆どの物が現地で手配出来ます。クオリティーについても問題無い印象ですが、国内や中国と比べて少量の対応が難しく、万単位以上での発注が一般的なようです。生産数に合わせ、国内で手配するか、ベトナムで手配するか検討されるとよいですね。

検品について

日系の会社がどんどん進出しており、しっかり管理されたもとで検品していると言う印象です。一般的には、検品会社に商品を送り検品してもらいますが、ベトナムでは縫製工場へ検品会社の工員を派遣しその場で検品する事が多いです。物量や生産性等の兼合いでそのような事を行っているようです。

まとめ

2017年現在ベトナムの人口は9,500万人に達し、20~30才代が約35%占めています。5年後には1億人を突破するとも言われており、まだまだ発展、成長が期待されます。インフラについてホーチミンでは、ベトナム国営ゼネコンと日系ゼネコンの共同事業で地下鉄建設を実施しており、2020年には運行開始予定です。バイクや自動車による大気汚染や交通渋滞の緩和が期待されます。今後、ベトナムがアジアの繊維産業をリードしていくのではないかと強く感じています。

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桑田 義久

桑田 義久

企画、営業をおこなっております。主に国内素材の国内縫製「made in japan」を行っており安心・安全・高品質・短納期でお客様に喜んでいただける商品作りを心がけております。又、最近はベトナムでオリジナル素材開発を行い、こだわりを持った商品作りも行っております。

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