日本と似ている?中国国内アパレル市場
こんにちは。福永泰士です。
世界最大のアパレル輸出大国の中国。一方、中国国内でのアパレル市場は現在どのようになっているのか。
今回は生産地としてではなく、市場としての中国を一部ご紹介したいと思います。
目次
- 全体像
- 品目・チャネル
- まとめ
全体像
中国国内のアパレル販売額は約37兆円で、日本の約4倍になります。(2016年データ)人口から考えると一人当たりの金額は日本の方が多いですね。
中国においても、個人所得はあまり伸びていないのが現状で、モノも豊富で、サービスへと消費がシフトしています。
ネット通販も激化しており、商品は値下げの傾向にあります。
品目・チャネル
レディースが市場の約4割を占めますが、全体的に動きは鈍化しています。そんな中で伸びているものがあります。子ども服です。
一人っ子政策が解禁されたことが大きな要因です。需要が増えたこと、またそれに伴い商品の感度も良くなってきているようです。
チャネルとしてはやはりネットが年々増えています。先進国の中でも中国はネット利用が圧倒的に浸透しています。
日本やアメリカと比較しても、中国はネット通販での買い物の割合がかなり多いです。
まとめ
中国では現在、日本と同じようにマラソンブームが起きています。靴全体としては良くないのですが、スポーツシューズはニーズが拡大しています。
こういった一部拡大しているものはあるものの、基本的にはお店やブランド、商品は飽和状態になっています。
中国の大手企業でもこれだけ飽和状態になった今、独自の商品で差別化をはかることがあまりできていないのが現状で、外資系ブランドとの提携が活発化されています。
福永 泰士
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