連続染色について解説!
アパレルアイの桑田です。
先日ベトナムに出張した際に、殆どの生地屋さんで「連染」と言う言葉が出てきました。
今回は、この「連染」について解説します。
目次
- 連染とは?
- まとめ
連染とは?
連染の読み方は「レンセン」と読み、連続染色の略です。
では、連続染色とはどのような染め方なのでしょうか?簡単に言いますと、大量の生地を短時間で染めていく加工です。
一定方向に生地を引っ張りながら、染→乾燥→クーリング→スチーム→ソーピング→乾燥を連続的に行います。
分速200M以上の速さで加工できるので、10,000Mの生地が50分程度で加工できると言う事です、すごいですね!
ベトナムでは、アメリカ・欧米向けの大量注文をこの連染で加工しています。
まとめ
かつての日本も、この連続染色で世界を圧巻し、日本の高度成長を支えた繊維業の一つでもあります。
しかし今では、連続染色を行う染工場は数社しかなく、産業として成り立たなくなっています。
コスト追求し、中国、ベトナム、ASEAN諸国へと殆どが移り、安価で大量生産できるようになっています。
近い将来、かつての日本のようにベトナムでもコストが合わなくなることが想定されます。
では、次の物作りをどうしていけばよいか!?
しっかり考えていきたいと思います。
桑田 義久
最新記事 by 桑田 義久 (すべて見る)
- 織編組織名の由来について解説!第一弾はモザイク柄! - 2019年6月20日
- 5月の百貨店商況! - 2019年6月6日
- 台湾出張してきました! - 2019年5月30日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
インドネシアのアパレル
福永 浩士
青の服がなくなる!?
福永 浩士
- PREV
- カンボジア生産での品質管理の方法を解説!
- NEXT
- アパレルとABC分析