世界のお正月
あけましておめでとうございます。
福永泰士です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさま良い正月をお過ごしになられたことと思います。
日本では年末年始をお正月休みとして長期休暇となる場合が多いですが、 世界のお正月休みはどのようになっているのでしょうか。
当社のようなメーカーにとっては、生産国の長期休暇はものづくりに大きな影響があります。
今回はいくつか、当社商品を生産している国の正月休暇を紹介します。
目次
- 中国の旧正月
- ベトナムのテト
- カンボジアのクメール正月
- まとめ
中国の旧正月
毎年、中国全土がガラリと様相を変えてしまうほど盛り上がる、中国最大のイベント春節。
春節というのは日本でいう旧暦の正月、通称 旧正月と言われているものです。
年によって日にちは違うのですが、今年は2月16日になります。
一般的な休みの期間は、今年は2月15日~2月21日の7日間ですが、工場や会社によって休みの期間は異なります。
かつて日本も“年越し”といえば旧正月のことだったのですが、 明治維新後、政府が太陰暦を太陽暦に変えてから、元旦に正月を迎えるようになったそうです。
ベトナムのテト
テトとは、一言で言うとベトナムの旧正月です。
現代の日本ではあまりなじみのない中国の旧正月ですが、ASEAN諸国の多くは中国文化の影響を受けており、ベトナムもその中の一つです。
テトも中国同様、旧暦によって毎年日にちは変わり、今年は2月15日~2月20日が休みとなります。
カンボジアのクメール正月
カンボジアではなんと、1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、 2月の「中華正月(旧正月)」、 そして4月の「クメール正月」と正月が3回もあるのです!
その中でも一番盛り上がると言われているのは4月のクメール正月です。
クメール正月は、天から新しい干支の女神を迎え、祝います。女神が到着する時刻は王室専属の占い師によって決定され、新年を迎える時刻は毎年異なります。
今年は4月14日~4月16日で、お休み期間としては長くありません。
まとめ
国によって、文化や宗教によってなど、世界では様々なお正月があり、休暇があります。
例えばバングラデシュの休日は日曜日ではなく、金曜日が毎週休日になっているなど、長期休暇でなくても日本との違いは色々あります。
特に海外で生産しているものは、そのようなことも考えて生産の組み立てをしています。
長期休暇の前後はどうしてもバタバタしがちになりますので、納期や品質に影響がでないようにすることが大事です。
古くからの日本の伝統的なお正月という文化を大切に感じながら、各国のお正月や休暇について理解を深めていきたいと思います。
福永 泰士
最新記事 by 福永 泰士 (すべて見る)
- カチオン糸を解説 - 2019年6月15日
- 6/4(火) オンエアー カフェタビ「歩きたくなるパンツ」 - 2019年6月1日
- アパレルにとっての平成 - 2019年4月27日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。