色々なプリント第三弾は転写プリントについて
アパレルアイの桑田です。
前々回のブログからプリント手法について解説しておりますが、今回の第三弾は転写プリント(昇華転写プリント)について解説します。
目次
- 手法
- 特徴
- まとめ
手法
昇華転写プリントはまず、転写紙に分散染料インクで柄をプリントします。
(第一弾で解説したロータリープリントと同じような手法でプリントします)
その転写紙と生地を重ね合わせ、高温でプレスすると生地にプリントされ完成します。
特徴
メリット
ロータリープリントやスクリーンプリントと比べ工程が少ないため、転写紙の在庫があれば小ロット短サイクルで生産でき、水を使用しないため「無公害で環境にやさしいプリント」として注目を集めています。また、繊細で多彩な色表現ができるため、アパレル系商材以外にも、インテリア寝装、傘やバッグ等にも多く使われています。
デメリット
分散染料を使用するため、ポリエステル以外の生地にはプリントできません。
(以前、サンプル作成のため、ナイロン素材にプリントしましたが色落ちして大変でした。くれぐれもポリエステル素材以外にはプリントしないようご注意下さい)
高温でプレス加工するため、風合いが少し硬くなり、テカリ感が残ります。
まとめ
昇華転写プリントの最大のメリットは小ロット、短サイクルで生産できることです。
「こんなプリント少しだけやってみたい!」
「今すぐ商品展開したい!」
「展示会用、ディスプレイ用、提案用でサンプルがすぐに必要!」
等お困りの方は、アパレルアイへご相談下さい。
私桑田が対応させて頂きます!
桑田 義久
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