デニムorジーンズ?パンツの呼び方はどっちが本当?
中山悟です。
誰もが一度は、はいた事があるパンツと言えば・・・ジーンズがその代表格になると思います。そのジーンズですが、最近のファッション誌を見ると“デニム”で一括りされて書いてある事が多いですよね。今回のブログでは、ジーンズ・デニムどっちが本当かを書いて行きたいと思います。
目次
- デニムの定義
- ジーンズの定義
- 他の呼び方は?
- まとめ
デニムの定義
ここ10年前位からデニム=ジーンズで意味が分かる様になってきましたが、元々はデニム=生地の事です。当社がある福山市は、デニムの生産量世界一の生地屋さんがありますが、そこの方とお話した際に、パンツの事を“デニム”と呼んでいたら、「デニムは生地の事じゃけぇ、間違うとるよ!」と注意されたことがあります。
「デニム」の言葉の由来はタテ糸がインディゴで染色され、ヨコ糸は染色されていない未晒し糸で織られ、生地の裏側に白いヨコ糸が多く出るのが特徴の、素材が綿の厚地織布です。ジーンズのほかにも、シャツや鞄等にも使用されます。織物生産地として盛んだったフランス・ニーム地方で生産された事を意味する「セルジュ・ドゥ・ニーム」(ニーム産のサージ生地)が語源と言われています。生地の厚さはオンス(OZ)という単位で、これは1平方ヤードあたりの生地の重みを表します
ジーンズの定義
「ジーンズ」の言葉の由来は、ジーン生地の産地であるイタリアのジェノヴァを表すフランス語Gene(ジェーヌ)で、英語になってJean(ジーン)になり、Jeans(ジーンズ)になったと言われています。ジーンズってアメリカから生まれた(ゴールドラッシュ)イメージがありましたが、言葉の起源を追ってみてみると、フランス語由来なのが、意外ですね。
他の呼び方は?
ちなみに、「ジーパン」と呼ばれる方もいます。ジーパンは和製英語です。由来は諸説あり、日本に駐留した米兵(GI)だと言われているが、その米軍払い下げのジーンズを扱ったショップが「GIのはくパンツ」という事で、Gパンという名前が生まれたという説が有力です。
まとめ
デニムとジーンズ、どっちが本当?かと言いますと
デニム=生地 ジーンズ=デニム生地のズボン
という事になります。
個人的になのですが・・・
ジーンズ、ジーパンと呼ぶよりも、“デニム”と呼んだ方がナウなヤングな感じがするので、アパレル業界人ですが私は“デニム”と呼んでいます(^・^)
中山 悟
最新記事 by 中山 悟 (すべて見る)
- 一番ナウ!アパレルアイブログ6月ランキング! - 2019年7月9日
- プリーツ・タック・ダーツの違いって何?その違いを解説します! - 2019年6月18日
- もっともナウ!アパレルアイブログ5月人気ブログランキング - 2019年6月4日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
ロープ染色って?解説します!
桑田 義久