
レディスパンツの『製品洗い』その方法・メリットなどをご紹介!
アパレルアイの中山悟です。今回のブログは『製品洗い』について解説していきます。
風合いを出すために、縫い上がった商品を洗いにかける『製品洗い』を施しているものがあります。もちろん、弊社の商品に関しても、水洗い~バイオウォッシュ等、素材・デザインに合わせて『製品洗い』を施している商品があります。
主に、綿素材など水洗いが出来る天然繊維を使った商品に施されていることが多いですが、この『製品洗い』をすることによって、生地により良い風合いが生まれ、肌馴染みが良い風合いが生まれ、肌馴染みが良くなり、また一度水洗いをしているので、ご家庭での洗濯後にも縮みが生じにくいというメリットがあります。
ただ、『製品洗い』をするのにはその分コストと時間もかかるため、その工程は施さず縫い上がりのまま店頭に並んでいる商品もあります。
それと、素材の物性的に洗い加工ができない場合は、『縮絨』(しゅくじゅう)を生地に施します。
縮絨についてのブログはこちら
https://blog.apparel-ai.com/production/283
もちろん、商品のデザインや生地の風合いを生かすためにあ、えて製品洗いをせずに売り出す商品もあります。
そのためデザインによって製品洗いをする商品は(またはそうでないものも)洗った後の縮みを考慮したパターン(型紙)を作っています。使用する生地それぞれに「縮率(しゅくりつ)」のデータをとり、それを元にパタンナー(型紙を作る人)が仕上げたい寸法にパターンを作っていきます。サイズ展開などがある商品は、もちろんサイズ毎にバランスが変わってくるので、それも考慮しながらパターンを仕上げていきます。
同じ様な生地やデザインでも、ひと手間加えることでその商品の仕上がりが全く変わってきます。一枚の洋服を仕上げるまでには様々な工程があり、その工程ごとにプロの手が加わっています。

中山 悟

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