平成とファッション|令和の幕開け
こんにちは。アパレルアイの海内です。
ついに令和の時代がスタートしました。
令和がどのような時代になるのか想像がつきませんが、今回のブログでは平成のファッションについて振り返ってみたいと思います。
目次
- 激変したファッション業界
- ファッショントレンドの変化
- まとめ
激変したファッション業界
平成という時代に繊維・ファッション業界は大きく変化しました。まず大きな変化としては流通についてです。国内生産が激変し中国やASEANでの生産が主流になったことはもちろんですが、工場⇒メーカー⇒問屋⇒小売⇒消費者という流通形態も大きく変わりました。今では小売が直接工場へオーダーすることも当たり前になり、メーカーが直接消費者に販売することも当たり前になりました。物の作り方や売り方がこの30年で大きく変わりました。
ファッショントレンドの変化
バブル経済がピークを迎えた昭和の終わりごろから平成の初めごろにかけては百貨店ブランドも好調でおしゃれな洋服を着ることはステータスになると考えられていました。給料やボーナスが出たら高い洋服を買うことが楽しみだった時代と言えるのではないでしょうか?その頃はトレンドとなった“渋カジ”をはじめその後有力なセレクトショップが次々に台頭してきました。その後現れた渋谷109も平成ファッションの主役のひとつだったと言えるのではないでしょうか?そこからトレンドが生まれ、トレンドとなったモノはあっという間に製品化され店頭に並ぶというスピード感にも驚かされました。“カリスマ店員”が発信する事によって大きなトレンドが出来ていた一方で、洋服と価格の常識を大きく覆す大きな波がやってきました。ユニクロのフリース、GU990円ジーンズ、2プライススーツなどの低価格商品です。同じ頃、海外のファストファッションブランドの日本での出店が始まり、安くておしゃでで良い商品が当たり前の時代がやってきました。その後スマートフォンやネット環境の進化によってECモール、ネット通販が新しい販売ツールとして生まれました。
まとめ
まだまだ多くの変化がありましたが、簡単にここに挙げてみただけでたった30年の間で激変しているのがよくわかります。この他にもネット環境の進化によって世界中でどこにいても欲しい商品が買えるようになり、また企業も今までの枠を超えた商品企画が当たり前になりました。令和になりこれからの10年20年でさらに変化のスピードが加速するのだと思います。どのように変化していくのか想像することは難しいですがお客様に喜んでいただける商品開発を変わらず努めて参りたいと思います。
海内 孝治
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