『ニット』について解説します!
アパレルアイの中山です。今回は『ニット』について解説します。知ってるようで詳しくは知らないニットの組成別の解説、編地の厚さを表す『ゲージ』について解説します。
目次
- ニットの特長
- 編み別の解説
- ゲージって?
ニットの特長
織物は経糸(たていと)、緯糸(よこいと)を直角に交差させて組織を構成するのに対し、編物は糸で作られたループを次々連結させることで組織を作ります。
織物に比べ、伸縮性があり、しわになりにくいという特徴があります。
編み別の解説
手編みと機械編みがあり、機械編みは、
・毛糸などでセーター・カーディガンを作る横編み
・合繊素材主にインナーやスポーツに多用される経編み
・横編みの一種だが綿を中心にアウターや肌着向けが多い丸編み
の三つに大別できます。丸編みのうち、筒状の生地を切り開いて裁断・縫製するものを特にカットソー(カット&ソー)と呼びます。
ゲージって?
ゲージは、標準寸法・標準規格のことで、導線やピアスの太さ、鉄道模型の軌間で使います。ファッションでは、ニットの編み目(編地)の密度を差します。手編みでは、10センチ四方の編地の横方向の目の数と縦方向の段数、機械編みでは単位長さ(1インチ=2.54センチ)当たりの針本数で表示します。数字が大きいほど編み目が密で、少ないと粗くなります。
丸編み、横編みなど機械で数字は異なりますが、丸編みで
・16~24ゲージを「ミドルゲージ」
・14ゲージ以下は「ローゲージ」
・24ゲージ以上を「ハイゲージ」
と呼ぶことが多いです。
中山 悟
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