VMDが大事です!
アパレルアイの福永浩士です。
数年前に『人は見た目が9割』という本が流行りましたね。この本の内容は「人は容姿・外見で判断される」ということを言いたいのではなく(タイトルだけではそう捉えられかねないですが)、「言葉だけでなく、視覚効果によって伝わる部分が大きいんだよ」ということが言いたかったんだと思います。(たぶん。)
ということで、今回は視覚に訴える「VMD」について解説いたします!
- VMDとは
- 最近の変化
- まとめ
VMDとは
Visual Merchandising(ビジュアル マーチャンダイジング)の略で、お客様の視覚に訴え、興味を惹き、商品の購入につなげる展示手法のことです。
見せ方一つでその店のコンセプトやブランドの世界観などを示すこともできます。
商品の配置だけでなく、動線や距離感、視線の高さなど様々な角度から効果的に訴えていくことが重要です。商品そのものだけでなく、POPなどの販促物もVMDには必要です。価格表示が赤色だと値ごろ感が出ますよね。色使いも大事な要素です。
アパレルにおいては視覚のほか触覚も大事な要素になりますので、手に届く位置に何をどのように置くかも考える必要があります。
昔に比べるとマネキンも動きがあるものが随分増えました。着用シーンに近いものだと連想しやすいですね。
お客様の視覚に上手に訴えていくことが売上増につながっていきます。
最近の変化
EC(電子商取引=ネット販売)が一般的に普及し、画像や動画での見せ方が商品の売上に影響することも広く認知されています。ECサイトは特に見た目のみで販売するので見せ方は非常に重要です。ECではありませんが、「インスタ映え」という言葉もあるぐらいですから、見せ方が大事なのは良く分かりますよね。
最近は実店舗を持つ企業がECも運営していることから、実店舗で見てネットで購入につなげる手法としてもVMDが活用されています。
まとめ
販売計画に沿って店頭演出まで考えていく時代です。
どうやって足を止めてもらうか、どうやって手にとってもらうか、どうやって商品を説明する機会をつくるか。演出ひとつで変わってきます。
VMDに関する講座も開かれていますが、まだ日本でこの分野において専門で活躍されている方は少ないようです。情報が溢れている時代だからこそ、見てもらうだけでも大変な労力です。近い将来、「この商品はこういう風に展示してほしい」という指示をする専門の仕事が確立されるかも知れませんね。
福永 浩士
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