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洗い加工の種類

こんにちは。
暦では立春も過ぎ、春が近づいていますが、まだなかなか薄地のものは着たりはいたりしにくいですよね。
そんな時、また年間通じて活躍してくれる、欠かせないアイテムのデニム。
今回はデニムによく施されている「洗い加工」について、代表的なものをご紹介したいと思います。
外から帰ったら必ず手洗い、うがいをし、洗いに愛された男、福永泰士です。

目次

  • ワンウォッシュ
  • バイオウォッシュ
  • ストーンウォッシュ
  • まとめ

ワンウォッシュ

最も簡単な洗い加工で、いわゆる水洗いです。特にデニムは洗わないと硬いままです。
硬さをとることと、家で洗濯をした時などの色落ちを防ぐ目的があります。(※デニムの場合、ワンウォッシュ加工のものは色落ちしやすいのでご注意ください)
また、水洗いをしてタンブラーをかける事で、洗濯しても縮みにくい状態に仕上げるという目的もあります。
きれいめな、濃色のデニムをはきたい時にはこのワンウォッシュデニムがおすすめです。

バイオウォッシュ

名前の通り、酵素を使用した洗いです。基本的には繊維を細く、痩せさせる効果があり、また洗う時には強く回転させて洗うので、かなり色落ち感がでます。
柔らかな風合い、しなやかな肌触りになる効果もあります。
縫い上げた製品の状態で洗いをかける事により、独特の色落ち感(いわゆる”あたり”)が表現出来ます。
素材によって、酵素の種類は変えます。綿用や、麻用など種類は豊富にあります。
基本的には天然繊維に作用するもので、合成繊維には作用しません。

ストーンウォッシュ

これもその名前の通り、石を使用した洗いです。洗い加工時に、研磨物質をいれて、生地へのダメージ付けと同時に、高い色落ち効果がある加工です。
軽石を使うのでストーンウォッシュと呼ばれていますが、実際使用されているは石だけではありません。
セラミック(人口石)や角ゴム、ウォッシュボールと呼ばれる専用のボールを使ったりもします。場合によってはゴルフボールなんてことも。
どんな表情に仕上げたいか、それによって使用するものが違ってきます。

まとめ

今回ご紹介したのは、ごく代表的なものです。
バイオウォッシュとストーンウォッシュを組み合わせたバイオストーンや、ブリーチ、ケミカル、オーバーダイ、ダメージ・・・等々、種類は多岐にわたります。
これらはまたの機会にご紹介できればと思います。
特にデニムは洗い加工をされる場合がほとんどですので、どういう商品をつくりたいか、洗い加工をされることも想定して生地をつくらなければなりません。
洗い加工というのは基本 釜に商品を入れて洗います。釜で一度に洗える量は限られていますので、商品を大量につくる場合、全て同じものにするのは至難の業です。
普段何気なくはいているデニムですが、多くの工程、手間ひまがかかっています。
はけばはくほど味がでてくるのも特徴なので、変化を楽しめるのもデニムのいいところですね。

 

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福永 泰士

主に営業と生産管理をしています。自社でみんなが思いを込めてつくった商品のポイントや良さと、またその商品がお客様にどのようにお役に立てるかを伝えることをしています。生産管理においては、いつ必要な商品かを考え、遅れが出ないよう努めています。生産から出荷になるまでスムーズに進むよう、段取りしています。

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