『モノよりコト』という考え方をしてみよう!
みなさんこんにちはアパレルアイの海内孝治です。
近年企画をするうえで良く言われる『モノよりコト』という考え方。
今回はこれについて考えてみようと思います。
目次
- モノがあふれた時代だからこそ。
- お困りごとを解決する。
- シーン別のアイテム。
- まとめ
モノがあふれた時代だからこそ。
先日商談のはじめに、「どうですか? いや厳しいですねー。春物全然動きませんねー。」と最近お決まりの会話から商談がスタートしました。
年々春物を販売する期間が短くなっていますが、今年(2018年)は特にひどいシーズンです。2月末まで厳しい寒さで3月に入ったら急に暖かくなりました。ホントにいつ春物売るの?!って感じですよね。暑い時期には涼しい素材で寒い冬にはボリューム感ある素材を使って暖かくという企画は当然ですが、こんな商品は市場に溢れています。また結果的に売れ行きはその年の気候に左右されてしまいます。モノがあふれた時代だからこそ、素材感やシルエット、デザインという観点からだけではなく、目的に合わせた商品企画を考えていかなければと感じる今日この頃です。
困りごとを解決する。
では目的別とはどういう事があるのでしょうか?
一つはお困りごとを解決する商品もその一つではないかと思います。
お困りごととはどんなことがあるでしょうか?
梅雨時期に店頭に並ぶ撥水機能のパンツ、気になる体形をカバーするパンツ、汗が気になる時期に消臭機能があるパンツ等々お困りごとは様々です。
例えば先日桑田がブログで紹介した『花粉症対策』もその一つではないでしょうか?
西部警察の大門警部やGメン75の丹波さんのあのトレンチコートも実は“お困りごと”を解決するための大事なアイテムだったのですね!?
シーン別のアイテム。
当社の企画に『cafetabi』という企画があります。これはその名の通り、旅行を意識した商品です。旅行に合わせた「シワになりにくく動きやすい」という機能だけでなく、旅先で散策したり、オシャレなcafeに行ったりと充実した時間を過ごして頂くという“シーン”を考えた商品です。
先日のブログで私が紹介した『ブレジャーパンツ』も出張ついでの旅行という“シーン”を考えた商品の提案です。
近年ではアスレジャーもその一つですね。
まとめ
このように「モノよりコト」は色々考えられると思います。
考えていくと細かくニッチなものまで色々あるのではないかと思います。
もちろん従来の素材やシルエット、デザインから商品を考えていくことが基本ですが、それに加えて“コト”という視点からも考えていくことも進めていきたいと思います。
海内 孝治
最新記事 by 海内 孝治 (すべて見る)
- プレミアムコットンを紹介します。 - 2019年7月12日
- オーガニックコットンとは?|一般的な綿花との違いは? - 2019年7月5日
- 綿素材と農薬について|エシカルを考える - 2019年6月26日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
- PREV
- 花粉でお困りの方にお勧めの衣服
- NEXT
- なぜ洗濯で色が変わる!?