旧暦とアパレル(2月編)
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最終更新日:2019/02/20
アパレルアイの福永浩士です。
2月ですね。2月は旧暦で如月(キサラギ)です。今回は2月の旧暦とアパレルについて解説します!
目次
- 如月
- 2月の二十四節季
- まとめ
如月
中国でも2月の別名として「如月」を使うようです。読みは「キサラギ」ではなく「ニョゲツ」だそうです。なぜ日本では「キサラギ」と読むのでしょうか?有力な説としては、旧暦の2月(=新暦の2月下旬から4月上旬ごろ)はまだ寒さが残り、重ね着をする”衣更着”から来ているという説です。
2月の二十四節季
2月の二十四節季は「立春」と「雨水(うすい)」があります。
- 立春(2月4日頃)
立春は二十四節季の一番目です。2月なのに一番目…基準は春節をスタートとしているからです。
1月1日を元旦として正月を祝うのはアジアでは日本ぐらいだそうで、アジアの日本以外のほとんどの国は春節がいわゆる”正月”です。
その春節を基準に最初に迎える暦が立春です。
「暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きますね…」なんて言葉がニュースや天気予報の枕詞にありますが、旧暦でも寒さが残るくらいですから新暦の2月はまだ寒いんです。
気温にもよりますが、この時期から店頭では春物の割合が増えてきます。立春の声を聞くと、どうしても「冬は残り僅か」な気分になってしまうのでしょうね。 - 雨水(2月19日頃)
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味だそうです。
春一番(その年に初めて吹く南寄りの強い風)が吹いたり、大雪が積もったりと気温の上下を繰り返しながら徐々に春に向かっていくころです。
またこのころから、花粉が飛び始めます。花粉症の人にとっては嫌な時期の始まりです。花粉症対策についてはこちらのブログをどうぞ。(参照:https://blog.apparel-ai.com/other/3201)
まとめ
二十四節季は太陽の動きが基になっています。
季節ものを扱うアパレル、しかも生産拠点が海外中心になっている現在では旧暦を意識すると良いかもしれませんね。
一方で気象庁のHPには”気温が○℃以上になるとアパレルの売れ行きがどうなる”というようなデータもあります。(参照:https://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/hyoka_jiturei.html)
昔からの知恵に分析データを加えて、より効率の良い生産や販売ができるといいですね。
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福永 浩士
主に名古屋地区の営業。
経営補佐として経営計画書作成準備や各種資料の作成、情報の収集と整備をしています。助成金の申請や就業規則の見直しなど社内労務管理にも携わっています。
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