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日本で売られている服はどこから来ている?

アパレルアイの福永浩士です。
自分の服のについているタグを見てみると、「MADE IN CHINA」と書いてありました。たぶん世の中ほとんど中国製なんだろうなと思いながら、実際はどうなのか統計データで調べてみました。その背景とともにご紹介いたします。

目次

  • 衣料品の輸入浸透率
  • アパレルにおける中国
  • 「プラスワンの躍進」
  • まとめ

衣料品の輸入浸透率

現在国内に供給された衣料品における「輸入品」の割合(=輸入浸透率)は、数量ベースで97%を超えております。35億点以上が輸入品です。国内生産数は1億点程度。
10年前の輸入浸透率は約94%、国内生産数も2億点以上ありました。
ここ10年で、国内の製造が相当縮小したのが分かります。現在の流れから行くと、今後も海外生産が拡大し、国内生産が縮小していく方向は変わらないものと見込まれますので、輸入浸透率はさらに増えていくものと思われます。

アパレルにおける中国

国内企業は製造コストを抑えるため、生産拠点を海外へシフトしました。どの業種でも同じようなことが起こり、中国が「世界の工場」と言われるようになりました。
ところが、中国でも人件費などが上昇し、環境汚染が進み製造工程の見直しを図られるようになると、中国での製造はコストに見合わなくなり、中国を生産拠点の中心に置きつつも、東南アジアのどこかに生産拠点をつくるという「チャイナプラスワン」という施策が各企業で進められるようになりました。

「プラスワン」の躍進

輸入衣料品の中で、中国製が何%を占めていると思いますか?
現在は約70%です。10年前は92%ぐらいだったのが、「プラスワン」の割合が増えました。それでも約7割を中国が占めているのが現状です。
今後「プラスワン」においても、その国や地域が発展すれば、いずれは人件費などの生産コストが上がります。だからさらにコストの安い国へとどんどん生産拠点を動かす、というのもいつかはおそらく成り立たなくなります。
ユニクロは東南アジアへの生産シフトを進めているようで、ユニクロが取引する7か国184の工場の名前と住所を公開しましが、ベトナムがかなり増えているようです。ユニクロはアフリカでも生産を始めるようですが、商品の行き先、主には欧米のようですね。
なかなか『国内回帰』にはならないようです。ユニクロが国内で工場をどんどん作ると、どれほどの経済効果があることでしょう。そんなことをふと考えたりします。

まとめ

既に「プラスワン」だけでも「日本製」の数量を超えており、「日本製」の希少価値がますます際立ってきます。
当社ではその数少ない「日本製」を取り扱っております。年間数十万点を世に出しているので、割合でいうと日本製のうち、0コンマ数%が当社製です。
来社・お問い合わせ、お待ちしております!

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福永 浩士

主に名古屋地区の営業。 経営補佐として経営計画書作成準備や各種資料の作成、情報の収集と整備をしています。助成金の申請や就業規則の見直しなど社内労務管理にも携わっています。

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