雨対策! 防水と撥水の違い知ってますか?第二弾!
こんにちは吉實弘子です。今回は前回に引き続き雨対策の参考に撥水のことについてお話しします。撥水加工には、フッ素樹脂撥水剤とシリコン系撥水剤の2種類があります。
目次
- フッ素樹脂撥水剤の特長
- シリコン樹脂撥水剤の特長
- まとめ
フッ素樹脂撥水剤の特長
繊維の表面に樹脂本体が付着して、素材表面にトゲが毛羽 立った状態を作り出します。表面 で水滴が丸くなり水を弾きます。繊維の隙間を塞いでいないので、通気性は保たれます。しかしながら、繊維や皮革の表面に付着しているだけなので擦れたり、汚れが 付着したりするとフッ素樹脂が剥がれ、効果が落ちやすい傾向があります。衣類全般に適しています。汗ジミ対策用にも使用できます。
シリコン樹脂撥水剤の特長
シリコン樹脂を主成分としたもので、フッ素樹脂 とは異なり、繊維の表面を水とはなじまない膜でコーティングすることで水を弾きます。繊維の表面に膜を作るため通気性がなくなります。素材そのものではなく、表面を加工しているので、使用し洗濯することで効果が落ちてきます。通気性を活かさないため、ゴアテックス等には使用できません。また、シミになりやすいので革には使用しないほうが良いでしょう。レインコートやアウターの衣類に適しています。
まとめ
基本「少量」の水を弾くものなので、水の量が多い場合には効果が薄いのも注意したいポイントです。市販で売られている撥水スプレーも効果は色々で、用途によって使い分けが必要です。クリーニング店では撥水加工のオプションもあるようです。そういったものを利用するのも良い方法ですね。
吉實 弘子
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