ジーンズとファスナーの歴史をご紹介!

初めてジーンズにファスナーが採用されたのは1926年。リーの「ダンガリーズ」というモデルに採用されたのが始まりと言われています。しかし、初期のファスナーは、動きの中で勝手に下がってしまうことがしばしば。これは、動きの多い労働者のワークウェアであるジーンズにとって、とても大きな課題でした。そんな課題を解決するべく、各社はその時代の最新ファスナーの技術をいち早く導入していきます。今回は、次々に進化してきたファスナーの機能と、ジーンズに採用された年代についてご紹介。

目次

  • ピンロック式(1950年代前半〜)
  • カムロック式(1950年代後半〜)
  • セミオートマチック式(1960年代〜)
  • オートマチック式(1960年代〜)
  • まとめ

ピンロック式(1950年代前半〜)

引き手の根元に、先の尖ったツメ(ピン)がファスナー方向に向けて付いており、ファスナーの片方の列に物理的に押し込むことでロックされます。しかし、経年でツメがすり減りロックできなくなってしまうこともあったそうです。

カムロック式(1950年代後半〜)

カムロック式は、ピンロック式のツメが2つあり、ファスナーの両方の列に押し込むことができるため、より強くロックすることが可能となりました。しかし、やはりこちらもピンロック同様に、ツメのすり減りが発生します。

セミオートマチック式(1960年代〜)

引き手の角度でロックできるタイプです。引き手の向きを降ろした状態でロックがかかりジッパーが固定され、引き手を持ち上げるとロックが外れます。引き手と胴体の間に、U字型のスプリング(バネ)の役割となる金属が組み合わされ、その反発力でロックされます。ツメを使わないので、使用によるすり減りもなく耐久性がグンと伸びました。

オートマチック式(1960年代〜)

胴体の中にスプリングが内蔵され、引き手の角度に関係なく、引き手に一定以上の力を加えない限りファスナーが動かないように調整されています。現在幅広い用途で使用されているファスナーの基本構造は、このオートマチック式となります。

まとめ

このように、ジーンズの歴史とともに進化をしてきたファスナー。もちろん、ジーンズだけではなく、カバンなど使われたファスナーも同じような歴史をたどっています。