どれがベッチン、ベルベット?ベロアって?
こんにちは。福永泰士です。
来週より、当社の18A/W展示会がスタートします!
今回は秋冬商品でよく使用される素材についてです。
コーデュロイ、ベッチン、ベルベット、ベロア・・・よく似ていて、区別が難しいですよね。今回はこれらの素材の違いを解説します。
目次
- コーデュロイ
- ベッチン(別珍)
- ベルベット
- まとめ
コーデュロイ
これらの中では、一番馴染みのある素材だと思います。イメージ通り、タテに畝(うね)のある素材です。
パイル地の一種で、パイルとは毛羽のことで、織物の表面にパイルを織り込んだ素材のことです。この毛羽をカットして立毛させることで、独特の表情や光沢がでます。
コーデュロイはヨコ糸でパイルをつくったもので、その中でも畝があるものをコーデュロイといいます。
ベッチン
基本的にはコーデュロイと同じで、ヨコ糸でパイルをつくったものです。畝のないものがベッチンと言われます。
綿素材が主で、比較的毛足が短いです。
ベルベット
ビロードともいわれる素材です。コーデュロイやベッチンとの一番の違いは、タテ糸でパイルをつくるということです。
レーヨンや絹でつくられることが多く、コーデュロイなどと比べ、柔らかく光沢が強いのが特徴です。
まとめ
上記以外に「ベロア」と言われるものがあります。
ベロアの意味はかなり広義で、こういうものですとなかなか説明しづらい素材です。「毛むくじゃら」という意味のラテン語に由来されているようで、毛羽があるもの全般的に使用されたりします。
個人的な感覚ですが、ニット素材の時に言う場合が多いように思います。
こういう毛足のある素材は、上下どちらの方向で生地を使うか、また見る角度によって表情が全く違い、面白い素材です。
18A/Wの当社の企画の中にこれらの素材があるかどうかはまだ秘密です。ぜひ展示会へご来場いただき、当社の企画を見てください!
福永 泰士
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