独身の日 2019
アパレルアイの福永浩士です。
今年も中国で「独身の日」(=11月11日)に世界最大級のネットショッピングイベントが行われました。
さて今年はどうだったのでしょうか?
- 4.2兆円
- 何が売れた?
- まとめ
4.2兆円
今年の売上は4.2兆円。今回で11回目ですが、過去最大の売上です。
日本で例えると、楽天の一年間の売上を超える水準で、
アメリカで例えると、ブラックフライデーとサイバーマンデーの合計金額も超えるそうです。
たった一日で。
売上高に関しては毎年記録を更新しています。ちなみに昨年は3.5兆円でした。4.2兆円という金額は国家予算でいえば世界で上から数えて60番目ぐらいの金額です。
「伸び率」だけでいうと、年々減速しているようで2017年が前年比39.4%、2018年が26.9%、今回が25.7%となっております。「伸び率減速」の原因は、アリババ以外にもネット通販会社(JD.comなど)があり、競争激化が大きな要因とのことです。しかし、二桁の伸び率、5億人が参加したともいわれる内需の強さは我々日本人から見ると大変うらやましいものです。
その他にも今回の特徴として「注文の90%がスマホ決済」だったということが挙げられます。
海外、特に東南アジアではスマホ使用率が高く、SNSや決済システムも日本人が想像している以上に進んでいるようです。
何が売れた?
一番売れたカテゴリーは「食品関連」。次いで「化粧品」だったそうで、アパレルも好調だったようです。
特に今回の売上増は海外ブランドの躍進が大きかったようです。
中国以外の国別売上高ランキングは
①日本②アメリカ③韓国④オーストラリア⑤ドイツの順で、10位まで発表されていました。
1億元(=約15億円)以上売り上げたブランドは300近くに上り、LVMH系列のジバンシィやスポーツウェアのアンダー・アーマー、家電製品のダイソンやフィリップスが1億元を超え、BoseやGap、リーバイス、ナイキ、ザ・ノース・フェイス、アップル、ネスレやH&M、ユニクロやMUJI、ロレアル、フィリップスに至っては10億元を超える売上を記録しました。
イベントが終わってこれだけのデータが短期間で発表されるのもすごいですね。
まとめ
「そんなに売れるなら出店してみたいな~」なんて思われる方もいらっしゃるかと思いますが、アリババジャパンの方にお話を伺ったところ、
「この日は割引率も高い商品が注目を浴びる傾向にあるので、割引もそれなりに検討してもらえて、かつそれだけの商品を、輸送なども含めてしっかり準備可能なこと、仮に売れ残った場合でも相応のリスクを負うことができる企業でないと声掛けできない」との話でした。魅力的な商材を持ち、いろんなリスクも含めて対応が可能かどうかというところが重要なポイントのようです。
楽天では「おひとりさまセール」を行っているようですし、越境ECやいろいろな企業が各社独自でネットショッピングの祭典を企画しています。我々もそんなところに参加できて、消費が活況になるといいですね。
福永 浩士
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