それでも日本企業と取り組む理由は?
こんにちはアパレルアイの海内です。
前回のブログでAFF展示会の紹介をしましたが、AFFに出展する中国企業にとって日本は現在でも重要市場の一つであり続けています。環境問題や人件費アップによって原価が高騰する中で、日本からの値下げ要請は引き続き強くなっています。
欧米企業のオーダーと比べるとロットも少なく、短納期、品質には厳しくて仕様も難しい。それでも日本企業を重要市場として取り組む理由を考えてみたいと思います。
目次
- 信頼・信用できるパートナー
- 付加価値の追求
- まとめ
信頼・信用できるパートナー
やはり一番大きな理由は信頼できる、信用できるという事だという事です。
中国企業間では、何かと理由をつけて支払いを遅らせたり、滞る事があるという話を聞くことがありますが、日本では毎回きちんと支払いをし続けることが当り前です。そうした文化の違いから来ている考えなのかもしれません。また、支払い面だけではなく、仕事に対しても丁寧で正しい仕事をする事から、お互いにWIN-WINの関係で共に成長できるパートナーとして前向きに考えている企業が多いようです。
付加価値の追求
現在、モノづくりをしていく上で大きな問題の一つとして原料高や人件費アップからのコストの高騰が挙げられます。そんな中で、これを逆手にとって欧米向きからに日本向けへとシフトチェンジする企業も少なくありません。日本市場は慢性的なデフレ状態ですが、それでも日本市場は付加価値を追求した商品を開発すればビジネス拡大の好機となると考えられているのです。技術力や素材開発力によって高付加価値商品を開発し“良いモノ”を提案し、コスト一辺倒のモノづくりからこだわりのモノづくりへのランクアップを考えられています。
まとめ
中国の環境規制、人手不足、人件費の上昇、原料高の中でいかに売れるものを開発し生産して行くか?私たち中小企業のアパレルが生き残って行く為には仕入先さんとお客さんと強いタッグを組んでチームとして動いて行く事が大事だとつくづく感じておりますので、皆さまよろしくお願いします!
海内 孝治
最新記事 by 海内 孝治 (すべて見る)
- プレミアムコットンを紹介します。 - 2019年7月12日
- オーガニックコットンとは?|一般的な綿花との違いは? - 2019年7月5日
- 綿素材と農薬について|エシカルを考える - 2019年6月26日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。