備後が繊維のまちと言われる理由【エリア編】
営業部の福永浩士です。
先日、あるお客様から「なんで備後は繊維の企業が多いんですかね?」と聞かれ、上手に答えられませんでした。私も”備後の地場産業は繊維産業”という認識はあったのですが、詳しい経緯などは把握していませんでした。調べてみましたのでぜひご覧ください。
目次
- そもそも備後ってどこ?
- 備後にある繊維関連といえば…
- まとめ
そもそも備後ってどこ?
「びんご」と聞くと、何を思い浮かべますか?
「BINGO!」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。我々備後地方に住む人間は、当然「備後」です。
備後というのは昔の国名です。旧国名では、現在の岡山県の中部あたりから、”備前””備中””備後”と並んでいて、一番西側が備後です。備後は岡山県西部(笠岡市あたり)から広島県東部(三原市あたり)に及びます。
詳しい数字は分かりませんが、現在でも繊維産業は売上高や業界シェア、事業所数、雇用者数など地元経済に大きく貢献している産業で、備後の地場産業は繊維産業と言われるほど、備後地域は繊維産業が盛んな地域です。
備後にある繊維関連といえば…
繊維産業が地場産業なので、繊維に関するいろんなものが備後、特に福山市に集中しています。
生地を作る企業、糸を染める企業、企画・デザインをする企業、縫製する企業、販売する企業、ファスナーやボタンなどの付属品を取り扱う企業、ハンガーや商品に掛けるビニールカバーや段ボールケースを取り扱う企業など、各専門に分かれて数多く存在します。
その他にも、弊社も品質検査でお世話になっている「一般社団法人カケンテストセンター」も全国に検査所が13か所あるそうですが、中四国・九州では福山市に1か所(西部検査所)あるのみです。
↓一般社団法人カケンテストセンター様HP↓
http://www.kaken.or.jp/access/
また、弊社も加盟している「広島県アパレル工業組合」も福山市にあります。私も入社するまでは、全国の各都道府県に、しかも県庁所在地にあるものと思っていましたが、そうではないようです。工業組合の他にも協同組合などの組織がありますが、いずれにしてもエリアは偏っていて、地域性が分かります。
↓広島県アパレル工業組合HP↓
その他にも、全国的に有名な各生地商社さんの支店や出張所・営業所などが福山市にたくさんあります。大手企業に就職しても、繊維関係に配属されれば福山市に勤務されることもあるかもしれませんね。
まとめ
繊維産業が今でも備後地方の備後の地場産業が繊維産業である、といわれる元をたどると、どうやらこの地域で綿花の栽培をしたところから始まるようです。
詳しくは【歴史編】でお伝えいたします。
このブログを書く中で、たくさん勉強になりました。
自社の歴史や地域の歴史、業界の歴史を知ることで何か新しい発見があるかもしれませんね。温故知新!
福永 浩士
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