流行色の決まり方
営業部の福永浩士です。
「今年の流行色は…」といいますが、誰がいつどこで決めているのでしょう?どうやって決めるのでしょう?
どうして作る側も商品化が間に合うのでしょう?そんな疑問にお答えいたします。
目次
- 誰が決めるの?
- どうやって決まるの?
- いつ決まるの?
- 2018年の流行色は?
- まとめ
誰が決めるの?
国際的な組織として「インターカラー」という組織があります。
(国際流行色委員会:INTERNATIOAL STUDY COMMISSION FOR COLOR)
(※「インターカラー」は組織名であり、「国際流行色」という意味ではありません。)
日本を含む3カ国で1963年に立ち上げた、国際間の流行色を選定する唯一の機関です。
現在16カ国が加盟しています。
(アメリカ イギリス イタリア 韓国 スイス スペイン タイ 中国 デンマーク ドイツ トルコ 日本 ハンガリー フィンランド フランス ポルトガル)
各国の色彩に関する組織委員会的なところが、それぞれ提案色を持ち寄り、インターカラーにて審査し、決定します。
日本では「一般社団法人 日本流行色協会」(JAFCA)という組織があります。
インターカラーへの提案をしたり、市場動向等リサーチしながら、国内向けにファッションカラーを発信してくれる組織です。
日本流行色協会HP http://www.jafca.org/
どうやって決まるの?
経済状況や社会情勢、○○の生誕何周年、没後何年などいろんな情報を踏まえ、顧客の社会生活環境動向予測をします。そこからどんな色が流行るのか発想していきます。明るさの度合い、鮮やかさの度合いなどの変化も予測します。
インターカラーではテーマやキーワードを添えてプレゼンテーションをするそうです。また提案する色も1色ではなく、テーマの中で複数色あるようで、2015年には各国の提案色の合計数509の内、採用されたのが47色でした。ある国は80%ぐらい採用され、ある国は50%ぐらい採用されたという感じになるそうです。
いつ決まるの?
上記のような提案を経て、実シーズンの2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーが選定されます。そのインターカラーの情報、色彩動向調査、社会動向を踏まえJAFCAから日本国内向けにファッションカラーを選定し、JAFCA会員向けに発信されるのが1年半前です。
そこから商品企画…という流れになるので、実シーズンまでに流行色の商品が揃うというわけなんですね。
JAFCAは2015年から毎年11月16日にメディアや一般向けに「今年の色・未来の色」を発表しているそうです。
11月16日・・・“いい色”ですね(笑)
2018年の流行色は?
2018年は「ビジョナリーミント」だそうです。
ミントグリーンをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
トップスやボトムス、アクセサリーでも結構ですので
今年の流行色を取り入れたファッションはいかがでしょうか?
そのものズバリの色を製品上で表現するのは難しいですが、近い色が店頭に並ぶと思いますよ。
まとめ
今皆様は、アパレル製品の流行色を思い浮かべていらっしゃると思いますが、アパレル製品以外にも、化粧品、車やインテリアなどの工業製品にまでファッションカラーは影響があります。「色目線」で、店内や街中をご覧いただくのも良いかもしれませんね。
アパレル製品においては機能性やサイズ感、シルエットも選択の重要な要素ですが、その年の流行色を取り入れたファッションもオシャレのポイントです!
福永 浩士
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