amazonとアリババとアパレル

公開日： 2019/08/02 : 最終更新日：2019/08/02

アパレルアイの福永浩士です。
冷夏の後に猛暑、酷暑。先日も出張で外を歩きましたが、仕事でなければ出歩く気温じゃありません。皆様熱中症にはお気を付けください。
さて、今回は現在各店頭で行われている「セール」について、amazonとアリババの取り組みをご紹介しながら考えてまいりたいと思います。

amazonのセール
独身の日
まとめ

amazonのセール

夏に行われる「プライムデー」、年末に行われる「サイバーマンデー」、その他の期間で行われる「タイムセール」があります。“参加者限定”“期間限定”“数量限定”などの要件があります。
一般的な店頭のセールとの違いは期間が極めて短いことと、本当に年に一度クラスの割引率の高さを実現しているところと思われます。また、24時間や48時間の中でも商品の入れ替わりがあり、出品される商品はレビューの評価が★4つ以上の人気商品であることが多いです。

独身の日

中国のＥＣプラットフォーム最大手のアリババが毎年11月11日に行うネット通販の祭典、「独身の日」。「独身（＝非リア充）の方にネットで買い物を楽しんでもらおう」というコンセプトで始まった企画ですが、今では「ネットショッピングの日」として中国国内で広く認知され、すでに10回実施されております。直近（2018年11月11日）では1日で3.5兆円を売り上げ、これまでの記録を更新しました。割引率は30～50％とのことですが、やはり信頼できる大手が値下げしているということが大きいようです。

まとめ

大手が作るプラットフォームはすごいですね。細部にわたって工夫されています。
中小零細企業はそのようなプラットフォームを作る力はありませんが、販売する仕組みとして常に情報を仕入れて自社への落とし込みやブラッシュアップをしていく必要がありますね。メーカーはものを作る力はありますので、うまくいけば他社のプラットフォームを利用し販売することもできます。
この度ご紹介したように、瞬間的なセールは爆発力を持っています。「半期に一度」「年に一度」の方が、希少性が高いので案外効果は大きいのかもしれません。
amazonのプライムデー、売上も大きかったようですが、「プライム会員を退会したい」という問い合わせも多かったようです…