汗を素早く吸って、素早く乾かす「吸汗速乾」素材についてご紹介!
アパレルアイの桑田です。
最近急に気温が上がり、すっかり春らしい気候になってきました。少し前までの寒さがウソのようです。気候が良いと、スポーツやレジャー、旅行をする方も増えてくると思います。
そこで今回は、汗をかいても快適に過ごせる「吸汗速乾」素材について解説したいと思います。
目次
- どうして吸汗(吸水)するの?
- どうして速乾するの?
- まとめ
どうして吸汗(吸水)するの?
最初に皆さん「吸汗速乾」ってなんと読むかわかりますか?失礼しました…ご存知でしたね、そうです「きゅうかんそっかん」と読みます。文字通り、汗を吸収し、速く乾かすと言う意味です。
では、吸水性について解説します。
皆さんイメージして下さい。タオルの端を持って、反対の端を水の入ったバケツに漬けるとどうなりますか?水に漬けたタオルの方は当然濡れますよね。しかも水面よりも上まで濡れていますよね!これを「毛細管現象」と言い、繊維と繊維のすきまを上下左右重力に関係なく、液体の付着力と表面張力で上昇や下降する現象の事です。この原理を利用して作られているのが吸水速乾素材です。
どうして速乾するの?
では、速乾はどのように行われるのでしょうか?
まず「毛細管現象」で肌面(裏面)の汗を表面に移動させ拡散します。拡散させることにより、素早く乾かす事が出来ます。拡散方法の代表的なものに、異形断面の糸使いがあります。通常、糸の断面は丸いのですが、三角型、星型、ドーナツ型等の糸を使うと、液体(汗)がより拡散し速乾性が増します。
まとめ
インナーやスポーツウェアは勿論、最近ではスーツや、制服にもこの「吸汗速乾」機能素材が当たり前のように使われています。先日の海内のブログにあったように、モノあふれの時代だからこそ「モノよりコト」(体験や時間)を掘り下げて考えることが重要だと感じます。アパレルアイでは、ジムで着用したパンツでそのまま食事へ行ける「着替え要らずの吸汗速乾デオドラントパンツ」の企画を進めています。ジムからディナーに行けるパンツ良くないですか!?興味のある方は、是非お問い合わせください!
桑田 義久
最新記事 by 桑田 義久 (すべて見る)
- 織編組織名の由来について解説!第一弾はモザイク柄! - 2019年6月20日
- 5月の百貨店商況! - 2019年6月6日
- 台湾出張してきました! - 2019年5月30日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
旧暦とアパレル(2月編)
福永 浩士