5月の気温とこれからの気温とアパレル
アパレルアイの福永浩士です。
いよいよ全国的に暑くなってきましたね。一日の中では寒暖の差がまだあって、最高気温がグッとあがってきています。暑さに慣れない頃は体調を崩しやすくなりますので注意してください。
さて今回は異常値を記録した5月の気温から、今後の予測を紹介いたします。
目次
- 2019年5月の観測史上初の記録づくめ
- 今年の夏はどうなる!?
- まとめ
2019年5月の観測史上初の記録づくめ
5月に東京都心では真夏日(=最高気温が30℃以上の日)を3日連続で記録しました。これは観測史上初めてのことです。
北海道の佐呂間では39.5℃を記録し、5月の歴代全国最高気温を更新しました。5月の全国最高気温ランキングは1位~19位までが北海道です。(すべて2019年5月26日)
「上空の暖かい空気が流れ込み…」「フェーン現象が発生し…」など要因はいろいろ重なったようですが、真夏日・猛暑日(=最高気温が35℃以上の日)を記録した場所が南ではなく、北海道だったり関東だったりというあたりが異常さを際立たせています。
今年の夏はどうなる!?
今年より前に5月に連続真夏日を記録したのが2004年です。2004年の時は5月の平均気温が19.6℃、6月は23.7℃、7月は28.5℃といずれも前後数年の中でも高い水準でした。
「不要不急の外出は避けてください」と言われた昨年(2018年)の夏のデータは、5月の平均気温が19.8℃、6月が22.4℃、7月が28.3℃でした。
今年(2019年)の平均気温ですが、3月4月は例年に比べ低かったのですが、5月に関しては19.9℃と高い水準にあります。
また、先日のニュースで「南米ペルー沖でエルニーニョ現象が発生する確率が高い」とあり、世界的に高温になる可能性があるようです。
今年の夏も気が抜けません。
まとめ
気象に関する予報・予測の精度が昔に比べて上がっていると思いませんか?
気象予報に関するスーパーコンピューターは6年ごとに更新しており、理論上、平成元年当時に比べ約3000万倍に向上しているそうです。日々の天気予報だけでなく、5日先までの台風の進路・強度の予報まで可能になっています。
天気に関するAIとアパレルに関するAIが連動する日も近い将来訪れるのではないでしょうか。「天気が7割」と言われるアパレル業界ですので大いに期待したいと思います。と言ってもまだメーカーが製造する数量に直結するデータになるまでは時間がかかると思います。
今年に関しては、3月4月の低気温から夏物の出荷も思うように進んでおらず、各企業在庫が多くあると思います。これから暑くなりそうなので「不要不急の外出は…」と言われる前に夏物がしっかり動くことを期待しています。
当社でも夏物をしっかり準備しておりますのでお声がけください!
福永 浩士
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