ネーミングの持つ力
こんにちは。福永泰士です。
衣料品に限らず、商品には箱やラベルなどに商品名が必ずついています。
何かすぐ思い浮かぶ商品名はありますか?思い浮かんだものはおそらくヒット商品のはずです。 今回はその商品名、ネーミングについて考えてみました。
目次
- 通勤快足
- 鼻セレブ
- ポカッツ
- まとめ
通勤快足
アパレル大手レナウンが販売している、紳士用の抗菌防臭靴下の名前です。
発売当初の名前は「フレッシュライフ」。発売した年の売上は3億円、まずまずのスタートのようですが、その後思うように売上げが伸びなかったようです。そこで思い切って商品名を「通勤快足」に変更したところ、年間の売上が13億円になり、その2年後には45億円を売り上げる大ヒット商品になりました。
鼻セレブ
同じような事例で、皆さん聞かれたことあると思いますが、高級ティッシュの「鼻セレブ」も商品名を変えて大きく売上を伸ばした商品です。元は「モイスチャーティッシュ」という商品名でした。「鼻セレブ」という方がインパクトがありますよね。鼻とセレブという言葉の組み合わせも面白いですね。セレブとつけることで、高級感を伝えることもできています。
ポカッツ
すみません、蛇足です。我社が誇るポカポカ暖かスパッツの「ポカッツ」という商品があります。発売開始は10年前の2008年です。分かりやすい、印象に残るとネーミングを褒めていただきました。「パ行」は破裂音なので、印象に残りやすいようです。
まとめ
「分かりやすい」「記憶に残る」「特徴が伝わる」ということが大事だと思います。ネーミングだけが先走って、商品内容がそれにそぐわないと当然ヒット商品にはなりませんが、これらの事例をみると、商品名が売上に影響することは間違いありません。
ネーミングを付けにくい商品というのは、特徴が少ない商品なのかもしれません。きちんと「伝えられるもの」をつくらないと、売れないということですね。
福永 泰士
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