ポリウレタンってどんな糸?特長を解説します!
綿100%とポリウレタン混紡のデニム生地、それぞれの生地にはきちんとした特長があります。今回は、ポリウレタン混紡デニム生地の特長やメリット/デメリットについてご紹介します。
目次
- ポリウレタン混紡で作られているデニムの特徴
- ポリウレタン混紡生地のメリット
- ポリウレタン混紡生地のデメリット
- まとめ
ポリウレタン混紡で作られているデニムの特徴
綿100%のデニム生地で作られた新品のジーンズを一度でも穿いたことがある人ならわかると思うのですが、最初はゴワゴワしてて動きにくかったりして、あまり穿き心地は良くないですよね。ゴワゴワで動きにくい理由は、その生地の硬さ。綿は伸縮性に乏しいので、長く穿き続けないとなかなか柔らかくなりません。
一方のポリウレタン混紡生地で作られたジーンズはというと、新品でも柔らかく動きもスムーズ。これは横糸に伸縮性のあるポリウレタンを数%程度使うことで伸縮性を持たせているから。その伸縮性を活かしてストレッチを効かせたジーンズによく使用されています。
ポリウレタン混紡生地のメリット
伸縮性が高くて軽い
ポリウレタンの最大の特徴は、伸縮性が高くて軽いこと。軽くて身体に馴染みやすいポリウレタン混紡デニムは、特に女性に人気があります。
スタイルが良く見える
伸縮性が高いポリウレタン混紡のデニムは、スキニーデニムやテーパードデニムといった体にぴったりとした製品を作るができるため、足が細長くスラッと見え、体型を補正してくれます。
ポリウレタン混紡生地のデメリット
熱に弱い
ポリウレタンは60〜80℃以上の熱が加わると、劣化しやすくなります。そのため、乾燥機にかけることは避けてください。
加水分解が起こる
ポリウレタンは熱だけでなく、水分にも弱いのが特徴。ポリウレタンは水分に反応すると、徐々に分解しはじめる(加水分解)ので、頻繁に洗濯したり、クリーニングに出したりするのは避けたほうが良いです。
まとめ
細身デニムには欠かせないポリウレタン素材ですが、その反面、劣化しやすいのが難点です。綿100%のデニムとポリウレタン混紡のデニム。それぞれの特徴をしっかりと理解して、うまく穿き分けて楽しみたいですね。
中山 悟
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