アパレルと日欧EPA
アパレルアイの福永浩士です。2月1日午前0時に日欧EPAが発効になりました。これが普段の生活やアパレルにどう関係してくるのでしょうか?今回はそのあたりを解説いたします。
目次
- 日欧EPAとは
- アパレルはどうなるの?
- まとめ
日欧EPAとは
EPAは「経済連携協定」と訳されています。
日本と欧州の貿易量は世界貿易の4割を占め、域内人口が6億人を超える巨大市場で、その市場における輸出入の際の関税を撤廃するということです。
品目数では日本が94%、欧州が99%ということでほとんどの品目において関税が撤廃になり、かなり大きな自由貿易圏が誕生したいうことになります。
日本は工業製品の輸出に弾みがつきますが、農産物の生産者にダメージが来るかもしれません。即時撤廃する品目もあれば、少し先の時期に撤廃する品目もあります。
ヨーロッパというとフランスやイタリアが思い浮かびますね。ワイン、パスタ、チーズなどがより手に入りやすくなるかもしれませんね。
日欧EPAの背景には、アメリカでトランプ大統領が就任して「アメリカファースト」の政策をとったことで日欧双方に危機感が出たこと、と言われています。
アパレルはどうなるの?
現在適用されている4.4%~13.4%の関税が即時撤廃となります。
フランスやイタリアなどファッションの国から高いものがこれまでより安く手に入る可能性があるということです。(但し、為替の影響もあります)
インポートをしている中小企業は関税撤廃された後の価格で対応しないと、個人で直接輸入したほうが安くなるかもしれません。
まとめ
TPPはアメリカが離脱して少し骨抜きな感じになっていますが、それでも世界は2国間協定などどんどん締結して自由貿易圏がどんどん拡大しています。
本当に競争力があるものが残っていく時代になっています。企業として商品として何が優れているのか磨いていくことが大切ですね。
福永 浩士
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